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会社概要

独特なビジョンと組織
エゴンゼンダーインターナショナルは、独特なビジョンと組織をもつ企業として1964年に設立されました。顧客企業の利益を最優先にすること(クライアント ファースト)、トップレベルの経営幹部の人材評価および招聘を通じてクライアントのために価値を創出し、その点で業界をリードすること、この2つが当社の基本的な目標です。

クライアント ファーストというビジョンを最も端的に表しているのは、業界でもユニークな当社の組織構成です。37ヵ国に63以上のオフィスが存在し、それらを拠点に活動する370名のコンサルタントが、グローバルで単一なプロフィット・センターの形式を取るパートナーシップを組織しています。これはオフィス間の競争心という障壁を取り除くために策定されました。これによって当社は、国内もしくは地域内に在る多くのオフィスからコンサルタントの動員が必要とされる案件において、スムーズな活動を行うことが可能となります。

当社の組織はこのように構成されているため、クライアントは、大企業か中小企業か、またグローバル企業かローカル企業かを問わず、世界中どこに所在していようとも、最も適切な人材資源や人脈を利用できるという利点があります。

このユニークな組織の基盤となるのは株式非公開という当社の経営形態です。外部のいかなる利害関係からも独立に事業を運営し、クライアントの期待以上の成果を上げることに専念するために、当社はこの経営形態を選択いたしました。
協力して問題解決にあたる企業文化
ユニークな組織構成に加えて、協力して問題解決にあたるという当社の企業文化が、クライアントにさらに大きな付加価値をもたらします。当社では、実際にコンサルタント同士の協力が実践されているだけではなく、それが賞賛されてもいるのです。

当社の企業文化の形成はコンサルタントの採用から始まります:採用されるコンサルタントは全員、すでに重要なビジネスもしくはコンサルティングのキャリアをもち、大学院で学位を取得しています。その多くが複数の国で働いたり学んだりした経験をもち、多言語および多文化に接してきています。したがって、当社のコンサルタントは、グローバル市場での事業運営を目指す企業が直面する問題を深く理解するための十分な素地をもっているのです。

さらにコンサルタントのビジネス経験を補うために、エゴンゼンダーインターナショナルは、同じ位の企業規模を持つ同業他社よりも研修と育成に力を注いでいます。これによってコンサルタント全員が、当社のネットワーク全体で一貫した方法で、クライアントの問題解決のために最も確実で効果的な手段および技術を適用できるのです。

協力してクライアントの問題解決にあたる企業文化を支えるのは、当社独自のインセンティブモデルです。当社のコンサルタントは歩合制の手数料や報奨金を一切受け取りません。これによって、常にクライアント ファースト(顧客企業の利益を最優先)という当社理念の実現がより確実なものとなるのです。
クライアント重視
このユニークな企業文化により、エゴンゼンダーインターナショナルは業界のグローバル企業としては、最も高い専門スタッフの定着率を誇っています。これによって当社は、クライアントと深い持続的な関係を構築でき、ますます熟達した助言ができるようになります。このように優れた人材資源を保持しているが故に、クライアントは数十年にわたって蓄積されてきた当社の情報、知識、判断実績に対して継続的にアクセスすることができます。
業種別グループ
当社のクライアントは、世界最大規模の企業から新興成長企業まで多岐にわたっています。加えて、政府機関および規制機関、主要な教育機関および文化団体から依頼を受けることもあります。国内の会社であれ多国籍企業の子会社であれ、ローカル・ニーズをもつクライアントは当社のローカルオフィスの協力的な職場環境によって十分なサービスを受けられます。

クライアントの業界に応じたサービスを提供するために、セクターの専門家を構成員とするグローバル・グループが編成されます。金融、消費財、ライフサイエンス、テクノロジーおよび通信、製造業、サービス、プライベート・キャピタルの各業種別グループが用意されています。業種ごとに区分されたモデルによって、グループのコンサルタントは地域に限定されることなく協力し合い、どの業種のクライアントに対してもインパクトのあるソリューションを迅速に提供することができます。
リサーチおよびナレッジマネジメント
エゴンゼンダーインターナショナルのクライアントは、高度に開発され洗練された当社のリサーチ能力からも利益を得ることができます。当社はこのリサーチ能力によって、クライアントのニーズから特定された能力要素(コンピテンシー)を備える、業界最高の人材を迅速に見いだすことができます。

当社には、グローバル・ナレッジマネジメント専門のスタッフが所属しています。当社独自のコンピュータシステムの導入により、クライアントの利益のために当社の知識およびノウハウに簡単にアクセスすることができます。当社はどの案件においてもこれらツールを十分に活用して、質の高い包括的なサービスを提供しています。
固定料金制
固定料金制は、エゴンゼンダーインターナショナルが開発した、今日でも業界において特異な制度です。当社の料金は候補者の最終的な年収に関係なく、サービス提供開始時に決定されるため、年収の高い候補者を薦めたり、クライアント組織内からの候補者を対象から除外するインセンティブを当社がもつことはありません。
新興企業および小規模企業への支援
エゴンゼンダーインターナショナルは、「戦略上最も重要な組織の財産は、人である」という理念の下に設立されました。

長年当社は、企業に競争力を与える最良のシニアエグゼクティブを獲得することにおいて、世界中の新興企業を支援してきました。最高経営責任者(CEO)が下さなければならない最も重要な決定とは、誰をどのポジションに採用するかということです。この決定は新興企業および小規模事業にとっては二重の意味で重要です。良い製品やサービスを提供するだけでは、新興企業が成功する可能性はほとんどありません。歴史の証明するところによると、小規模企業では経営幹部の能力のみが成功の可能性の主要因なのです。

当社は新興企業や小規模企業とともに働くことを喜びとしています。当社のコンサルタントの多くは、この環境を十分に理解した上でそこで働くことを自ら選んだのです。当社はエグゼクティブサーチ以外にもさまざまな方法で新興事業を支援してきました。たとえば、顧客にしたい企業への経営幹部の紹介や、資金調達先の紹介などが可能です。当社の圧倒的な強みである世界中のビジネスリーダーに対するアクセス、これをクライアントの利益のために効果的に利用することができます。
沿革
初期 - ヨーロッパでの発展
1964年創業者であるエゴン ゼンダーがチューリッヒに最初のオフィスを構える
1968年:パリおよびブリュッセルにオフィスを開設する
1970年:コペンハーゲンおよびロンドンにオフィスを開設する
エグゼクティブサーチは当時ヨーロッパ社会で受け入れられていませんでした。エゴン ゼンダーは、これを克服するための唯一の方法は、確かな判断力で完璧でプロフェッショナルな姿勢で取り組むことであると考え、1964年に自らの会社を設立しました。迅速なヘッドハンティングではなく、プロフェッショナルで体系的な方法による、個々のクライアントのニーズに最もふさわしい候補者のサーチがその企業目標でした。
創業後の4年間、エゴンゼンダーインターナショナルは一握りのコンサルタントをスタッフとし、チューリッヒのオフィスで営業していました。利益は新しいコンサルタントを採用するために会社に再投入されました。当社のコンサルティング事業は徐々にヨーロッパに広がり、70年代の終わりまでにはヨーロッパに8拠点を開設するまでになりました。

成長期 - 国際市場の反映
1971年:初のヨーロッパ外オフィスを東京に開設
1975年:初のラテンアメリカオフィスをサンパウロに開設
1978年:創設者のエゴン ゼンダーが会社をパートナーシップ制に転換
この時期当社は、世界中の市場の成長を反映し、需要増大に導かれて発展しました。1971年に、エゴンゼンダーインターナショナルの初のヨーロッパ外拠点として東京オフィスが開設されたことは、日本市場が西欧に開かれたことを反映していました。サンパウロオフィス(1975年)、メキシコシティオフィス(1982年)、ブエノスアイレスオフィス(1984年)の開設は、多くの南アメリカ諸国における市場経済の出現と平行していました。同様なことが1990年代初頭にも起こりました。1992年におけるブダペストおよびプラハでのオフィス開設を初めとして、旧東側の首都に新しいオフィスが開設されました。1978年、その当時、当社の過半数株主であり会長兼CEOであったエゴン ゼンダーは、当社をパートナーシップ制に転換する決定を下しました。

より詳しい情報に関しては、「一歩ずつ - 国際化」をご覧ください。

マイナー企業から主要企業に - 米国における拡張
1977年:初の米国オフィスをニューヨークに開設
1981年:2番目の米国オフィスをシカゴに開設
2000年:米国における9番目の拠点として、マイアミオフィスを開設

グローバリゼーションの始まりとともに、全世界がエグゼクティブサーチの対象範囲となりました。エゴンゼンダーインターナショナルにおいてこの発展を最もよく表していたのは、1980年代後半に当社が米国での存在感を新たな次元に高める決断を下し、マイナー企業から主要企業へと変容していったことです。1977年のニューヨークオフィスの開設以後、1981年から2000年の間に米国内に8つのオフィスを開設するなど、当社は米国での存在感を高めてきました。90年代後半から、エゴンゼンダーインターナショナルは収益の観点で、米国の主要な競合他社と肩を並べるようになりました。その後、ヨーロッパにおけるエグゼクティブサーチで指導的地位を確立し、2000年の終わりには36ヵ国56オフィスに達するというグローバルな拡大を続けました。

専門性への強化 - 新たなグループ組織
1994年:マネジメント・アプレイザル・プラクティスの立ち上げ
1994年:PRO NEDの買収およびボード・コンサルティング・プラクティスの立ち上げ
1996年:セクター別グループの形成
80年代後半にエゴンゼンダーインターナショナルは、エグゼクティブサーチの企業として初めてマネジメント・アプレイザルを始めました。1992年には、アルゼンチンの通信産業向けに初めて大規模なマネジメント・アプレイザルを実施いたしました。急激に増大する需要を背景に、マネジメント・アプレイザル・グループはタレント・マネジメント/マネジメント・アプレイザル(経営幹部の人材評価)・プラクティスと改名し、それ以来、この領域での当社の専門性を活用するために急速に構築を進めました。また1995年には、ボード・サービスの増大する需要に応えて、もともとはイングランド銀行が取締役の任命を促進するために設立した企業であるPRO NEDを買収しました。そしてこれが、当社のボード・コンサルティング・プラクティスの発展の決定的な一歩となりました。1980年代後半に、数々の非公式のセクター別グループが、業界に特化した知識交換の場として活動を開始しました。1996年にはより正式な組織構成が導入され、金融テクノロジーおよび通信ライフサイエンス、消費財の各グループが1998年の初めまでに設置されました。次の数年間に製造業サービスプライベート・キャピタルの各グループが、これら領域におけるクライアントの特別なニーズに応えて設置されました。

より詳しい情報に関しては、「正しい道 - 焦点と特化」をご覧ください。

継承と再生
2000年:創設者エゴン ゼンダーが引退し、A. ダニエル マイランドが会長に就任
2003年:ソウルオフィスの開設
2005年:ドバイオフィスの開設
2006年:ジョン J. グランバーが会長を継承
エゴン ゼンダーは日常業務からの引退を考えるずっと以前から、自らが設立した企業を活発な成長と持続的発展によって特徴付けられる組織に変革したい、という情熱に駆られていました。1992年にゼンダーは、CEOの後継者としてA. ダニエル マイランドを選びました。また2000年には、会長を引退し、共同経営者であるパートナー達の投票による決定に従って、マイランドが後継者として選出されました。2002年にマイランドは、ジョン J. グランバーをCEOに任命しました。グランバーは、この時まで20年間を当社とともに歩んできた人物です。2006年には、グランバーはマイランドの引退によってその後を継ぎ、会長に就任します。2000年以降、5つの新しいオフィスが開設され、エゴンゼンダーインターナショナルは発展し続けました。2008年にグランバーは、20余年に渡り当社に貢献してきたダミアン オブラインをCEOに任命しました。現在、当社は37ヵ国に63のオフィスを構え、約370名のコンサルタントを擁しています。

より詳しい情報に関しては、「創設者の精神 - 継承」をご覧ください。
コーポレート・カルチャー
協力というユニークなカルチャー:単一企業方式
クライアント ファーストというビジョンを最も端的に表しているのは、業界でもユニークな当社の組織構成です。37ヵ国に63のオフィスが存在し、それらを拠点に活動する370名のコンサルタントが、グローバルに単一なプロフィット・センターの形式を取るパートナーシップを組織しています。これはオフィス間の競争心という障壁を取り除くための設計です。これによって当社は、国内もしくは地域内オフィスからの動員が必要とされる案件において、スムーズな活動を行うことが可能となります。

数年来、エゴンゼンダーインターナショナルのユニークなカルチャーに関して、数多くの学術研究が行われてきました。1994年には、ハーバード・ビジネス・スクールから詳細な事例研究が初めて出版されました。市場危機の時期にエゴンゼンダーインターナショナルがいかに模範的な方法で対処したか、当社の報酬システム、徹底した戦略的レビューの実施など、広範なトピックを扱う一連の論文が続いて出版されました。

最近エゴンゼンダーインターナショナルは、スーザン C. ロウの事例研究「エゴンゼンダーインターナショナル - 提携市場戦略」(Egon Zehnder International - Aligning Marketing Strategies)において、マーケティング戦略と協力を重視するカルチャーとの融合に関するベスト・プラクティスの事例として取り上げられました(Suzanne C. Lowe: Marketplace Masters: How Professional Service Firms Compete to Win, 2004に収録)。

米国の心理学者で著作家でもあるダニエル ゴールマンは、その著作『ビジネスEQ・感情コンピテンスを仕事に生かす』(Daniel Goleman:Working with Emotional Intelligence, 1998)において、感情知性という概念がグローバル企業を導く原理としていかに広範に適用可能であるかを考察しました。感情知性管理の実例として取り上げられた企業のひとつが、エゴンゼンダーインターナショナルです。ゴールマンの分析についての詳しい情報は、「全員がひとりのために、ひとりが全員のために」をご覧ください。

ハーバード・ビジネスの出版物
エゴンゼンダーインターナショナル関連論文

  • Egon Zehnder International (Harvard Business School, N9-395-076, November 1994),
  • A Simpler Way to Pay (Harvard Business Review, April 2001), and
  • Strategic Review at Egon Zehnder International (A, B and C, Harvard Business School, N9-904-071, May and August 2004).

以上はハーバード・ビジネス・オンライン(Harvard Business Online)でご購入できます。